【今日の涼華センセ070117】

昼食をとり、にゃんこに猛アタックなあおひと先生を微笑ま~な気持ちで眺め。
自分の執務室で日向ぼっこしてると、ノックの音が響いた。
涼華の返事は待たず、ドアが開く。

「涼華先生~急患お願いします。他に捕まる先生いなくて」
「にゃ。今行くにゃ」
「患者さんは涼華先生の診療室に通してありま~す」

何やらクスクス笑いな看護婦達が気になるけど、一先ず患者が先だと、診療室へ急いだ。


ドアを開け、仕切られたカーテンを引く。

「お待たせしま…あにゃ。紺碧様。どうしたにゃ」

そこには、少し元気のない、我が国の吏族の一人、青にして紺碧が立っていた。

「涼華先生…頭痛が酷いので診てもらえますか?」
「マリッジブルーかにゃ」
「す~ず~か、センセ~?」
「にゃはは。冗談にゃ。まぁ、座ってくださいにゃ」

先日の政庁内での騒ぎは、この病院内でも有名な話。
だから、先程の看護婦達が興味津々だったのだ。
これは、ドアの前に何人かいるかな?


「最近、変わったことはにゃかったかにゃ?」
「変わったことと言いますかですね…みんなして、俺を、俺を…」

そこから小一時間、愚痴というかもう泣き言だった。
(午後の診療始まったにゃ~)
と思いながら聞く。



紺碧の話を一通り聞き終わると、処方箋にペンを走らせる涼華。

「にゃ。これを調剤部に出すにゃ。忙しいのは解るけど、吏族の方々が顔出すと、
看護婦喜ぶから顔出してにゃ」
「俺…もうからかわれるのイヤです…」
「そう言うにゃ、なの。処方箋出したら帰っていいにゃ。薬は届けさせるにゃ」

はい、と処方箋を手渡す。
憔悴しながら受け取る紺碧。

「ところでなんの薬なんですか?」
「鎮痛剤にゃ。あとこれ…」

処方した薬の説明しながら、デスクの引き出しから袋を取り出し一緒に渡した。

「な、なんですか?」
「ひえ○た」

紺碧は、不思議そうな顔をする。やっぱり最近、妄想しすぎておかしくなったかな?と訝しる。

「涼華先生…?あの…」
「紺碧様の頭痛にゃ。それ『筋肉痛』にゃ」
「はい?」
「普段使わにゃい脳筋使ったから、筋肉痛になったにゃ。
使って疲れた筋肉は、冷やしてあげるにゃ。午後はそれして、仕事頑張るにゃ」
「はぁ…」


納得するようなしないような診察に、困惑を隠しきれないまま、
紺碧は調剤部に処方箋を提出し、看護婦や調剤師を労うと病院を後にした。



午後の診察。その合間に、「あーっ!」っと涼華の声が響いた。

「どうされたにゃ?」
「紺碧様来たなら、藩王様以下政庁の方々の予定聞けば良かったにゃ~」
「合コンでもするにょか?」
「おバカ。違うにゃ。健康診断にゃあ!」
「医院長センセが嘆いたにゃぁ、そういえば」
「藩王様にゃんか、ずっと避けてるから、いい加減に、受けさせなきゃにゃの!」
「でも告知したら避けられちゃうにゃよ」
「解ってるにゃ!やっぱり奇襲掛けるかにゃ…」



そんな話がされたとかされなかったとか。

(涼華)

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