海法よけ藩国/電網適応アイドレス

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zoom RSS ありし日のゆかり

<<   作成日時 : 2008/01/31 13:19   >>

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芝村:
でははじめましょうか。申請は受理しました。

海法:
はい。
よろしくお願いします。

芝村:
イベントはなにを?

海法:
そもそもゆかり救出作戦の時、何があったのかって聞けます?

芝村:
回想シーン?

海法:
そうですね。知れるなら知りたい。

芝村:
回想でもいいよ。
まあ、特別なゲームいうことで、
そろそろ思い出してもいいだろうしね。

海法:
回想でお願いします。

芝村:
はい。
では2分お待ちください。
/*/
既にMEIDEAは燃料充填に入っていた。
機体表面に、薄い氷が張っている。
貴方は通路を走っている。
ペンギンは銃を撃ちながら後退している。
HBペンギン:「急げ、時間くらいは稼いでやる」

海法:
黙礼して走ります。

芝村:
HBペンギン:「ロボ。たのむ」
MEIDEAは無重量ブロックに吊り下げられていた。エンジンブロックが上だ。
同型200前後が並んでいる。

海法:
「頭がぼーっとするー。無重力苦手ー。」

芝村:
その中の一代にゆかりがまっている。パイロットスーツ姿だ。

海法:
「落ち着こう。そもそもここはどこだっけ?」

芝村:
暁ゆかり:「先生、こっちにっ」
爆発。

海法:
「先生はよしてくれと……」

芝村:
エリアの一角が破壊された。

海法:
「……今いく!」

芝村:
空気漏れがはじまる。
海法は飛んで手を伸ばした。距離20m
気圧変化についていけず、流される。

海法:
「蹴るものはない風はある……最悪だ」

芝村:
ゆかりが絶大な運動力を駆使して反応すると手を伸ばした。髪が揺れている。手が届いた。引き寄せられる。

海法:
「ジャストタイミン!」

芝村:
抱き合う暇も短く、コクピットに。MEIDEAはコクピットを緊急閉鎖。

海法:
「発進シークエンスは?」

芝村:
ゆかり:「ニーギさんは?」

海法:
「時間を稼いでいる」
「こっちはこっちでやるだけだ」

芝村:
MEIDEA、つまり最後のゆかりは自動的にシークエンスを消化している。
敵は世界だ。なにがなんでも最後のゆかりを消したいようだ。
暁ゆかり:「先生……」

海法:
「どうした?」

芝村:
暁ゆかり:「一つ、いい?」
彼女は手をとめて言った。

海法:
「あぁ。先生と呼ばなければ」

芝村:
暁ゆかり:「紀光さんは、みんなはなんで、私を守ろうとするの……?」
それは彼女がずっと思っていた、恐怖の質問だった。
怖くて、今まできけていない。

海法:
「最初はまぁ成り行きだった。こっちの都合で巻き込んだ被害者を助ける。アフターケアだな」

芝村:
ゆかり:「私……おおおんなだ」
5
4

海法:
「でもまぁ」

芝村:
3

海法:
「今は違う」

芝村:
2

海法:
「君に死んで欲しくない」
「帰ったら結婚しよう」

芝村:
0.エンジン始動。 RATO起動。
機体はMEIDEAの中を抜け出して。垂直に滑り落ちるように格納庫を進み始めた。
レディ、ガン、ファイア、ガン。格納庫に大穴が開いた。
暁ゆかりの表情を貴方は確認できなかった。
爆発の閃光があったからだ。機体は不正回転した。

海法:
(コックピットにとりつく)

芝村:
MEIDEAの、最後のゆかりが機体を立て直してエンジンを動かした。
いよいよ本命が出たぞ。

海法:
「……ゆかり?」

芝村:
宇宙ステーションを破壊しつつある<八本腕>が飛んだ。
暁ゆかり:「ごめんなさい。ごめんなさい……」
彼女はMEIDEAを操作した。
第一撃は回避。

海法:
「おい、どうした!?」

芝村:
MEIDEA:ロボよりデータ入手。

海法:
「ありがたい」

芝村:
MEIDEA:敵形式 Z001 シープホーン。対絶技戦能力HS
MEIDEA:アザントに寄生されている模様。
MEIDEA:既に根源力100万以上は活動停止。98万、96万……

海法:
「アザントを吹っ飛ばすには絶技がいるが、元から絶技は効かない、と」

芝村:
暁ゆかり:「わたしのせいだ……」

海法:
「なにが?」(優しく)
「選択肢は少なければ少ないほど間違いにくい。これくらいはよくあることだよ」

芝村:
暁ゆかり:「わたしがみんなを、危ない目にあわせている……」

海法:
「違う」

芝村:
シープホーンは絶技展開を開始。ワールプーギスー。

海法:
「ここにいる連中は、ここで君がいなかったら、もっと危ないところで誰かを助けるために頭から突っ込んでいったさ」
「あー僕は除くが」

芝村:
MEIDEA、かわした。

海法:
「広域破壊絶技といえど、空間戦闘には向かない」

芝村:
まずいな、非人型の性能が落ち始めた。
また絶技。
これもかわした。だが、あやうくなっている。

海法:
「人型が運用停止しても、ニュートンの三法則は残る」

芝村:
八本腕は8つの腕に別々の絶技を使いながら宇宙を飛んでいる。

海法:
「……どうでもいいが、八本腕は人型なのか!?なのか!?」

芝村:
暁ゆかり:「ニュートンってだれ」

海法:
「お月様が落ちてこない訳を発見した、すごいヤツだ!」

芝村:
ゆかり:「先生の恋人?」

海法:
「数百年ほど時間が違う。ついでに男だ」

芝村:
ゆかりはショックを受けている。身体は大きいが、実はこの娘、気が無限に小さい。

海法:
「……数百年と性別をものともしない人がいるのは知っているが、俺は違う」
「近くにいる女の子が好きです」

芝村:
暁ゆかり:「ごめんなさい」
MEIDEAは回避限界時間を1分と仮定。

海法:
「一分後、敵から最大加速で全速離脱」

芝村:
勝率は限りなく低いながら、反撃か、援軍の連絡をオプションで……全速離脱か
MEIDEAは計算をはじめた。

海法:
「援軍は来るならほっといても来る」

芝村:
MEIDEAから軌道が出た。

海法:
「反撃するならそのあとあだ」

芝村:
1分。全力加速開始。
それが、致命的なミスだった。
まっすぐ逃げることは、危険がすぎた。それがどれだけ高速でも。
巨大な衝撃。垂直尾翼の一部が飛んだ。
MEIDEAはなんとか機体をたてなおした。
空気がコクピットから漏れ出している。

海法:
「ゆかり? この万年筆を……」

芝村:
閉鎖された。後席からの操作だった。
ゆかりからの反応はない。

海法:
「ゆかり?(できるだけ平静に)」

芝村:
返事はない。

海法:
「俺だけ生き残らせようとしたら、俺はおまえを嫌いになるぞ?」

芝村:
MEIDEA:まだ私がいます。
MEIDEA:まだ我々がいます。ミスター海法。

海法:
「そこで割り切れるなら、こんなところに来ていない」
「……というか、死ぬなら俺であるべきだろう?」

芝村:
高速データ通信
MEIDEA:敵に追いつかれます。機体を棄てます。
20
19
18

海法:
「MEIDEA、チップをよこせ。
「ゆかりもだ」
「雷鳥号に収納する」

芝村:
1716151413

海法:
「この機は俺が操作する」

芝村:
雷鳥号はたしかに間に合った。海法の読みどおり援軍として到着。
MEIDEAは身体を棄て、海法は狙撃を受けながら雷鳥号に収まることになる。

海法:
「こん畜生!人の!命令を!」

芝村:
知恵者<まだ泣くのははやいぞ。雷鳥号は完全な調整下にない>
知恵者<だが、あの娘とそなたの背が似ているのは良かった。コクピットスペースは丁度のようだ>

海法:
「こいつでアザントをぶっ倒せば!いいんだな!」

芝村:
知恵者<頼む……>
/*/
30日後。
海法が選んだ墓場は、どこだい?
貴方のささやかな特権だ。この星の、どこにうずめてもいい。

海法:
月が、綺麗に見える場所で。

芝村:
OK.では丘の上に墓を立てた。
丘の下には107のゆかりが待っている。
貴方は丘の上で一人だ。 すくなくともこの丘には、貴方以外の生者はいない。
鷹野もペンギンも、下で待っている。なんと言っているかは知らないが。
そこは一面の緑だ。

海法:
「作戦は成功。歴史は一部回復。世界は今日もこともなし」
「……セプテントリオンもAZANTも知ったことじゃないが。そもそも、この糞ったれなシステムを作ったやつは誰なんだろうな」
「どれだけ時間はかかるかわからないが……いつか絶対に追いつめてやる」

芝村:
独り言は、それだけかい?

海法:
「……ゆかり」

芝村:
風が、吹いた。いやなことに、心地の良い風だった。
そろそろ夏だ。彼女が一番好きだと言っていた季節がはじまる。

海法:
(自己嫌悪に腕をかきむしる)
(頼むから俺を許さないでくれ。あれが最善だったとか後悔していないとか言わないでくれ)
(出てくるなら俺を恨んでくれ。殺しに来てくれ……)

芝村:
返事は、何もない。
一つだけ分かっていることは。
貴方が先生と呼ばれることを、本当に嫌いになろうと思ったことだ。
/*/
はい。それではお疲れ様でした。

海法:
ありがとうございました。

芝村:
少し速いですが、ここで終わりにしましょう。

海法:
はい。

芝村:
きちんと伏線消化されてよかったな(笑)

海法:
伏線ぶっ壊すべく頑張ったんですが(笑)

芝村:
まあ、しょうがないね。
回想だから(笑)

海法:
いやまぁ(笑)

芝村:
ははは。
ま、記憶の一部が回復してなによりだ。

海法:
どういう経緯で、アザントがでてきたのとかが気になる(汗)。

芝村:
一番最後の世界は、遅いんだよ

海法:
パーフェクトワールドですか?

芝村:
そこは速い世界だね

海法:
あぁ、MEIDEAの墓場、でしたっけ。
ヤガミ復活作戦の時の、もう一つの候補地。

芝村:
そうだね。MEIDEAと、暁ゆかりの墓場だ。
そら貴方は避けるわな。

海法:
なるほど。ヤガミ復活作戦の時と同じく。
同一存在の生き残りを捜して遅い世界にいったわけですね。

芝村:
遅いと飲み込まれるから、まあ、遅すぎても残るけど

海法:
飲み込まれるというのはセントラルに?

芝村:
そうだね。セントラルに落ちる。
ばらばらになってセントラルに流すってやつだ

海法:
遅すぎて残るというのはどういう理屈でしょう?

芝村:
速度が遅いと中央に落ちる。で
仮に静止した世界があったらいのいちばんに落ちているはずだ。そうだよね?

海法:
そうですね。

芝村:
最初に落ちた世界はどうなるか、ですよ。

海法:
ん? それがセントラルそのもの?

芝村:
過も知れない。
かもしれない。

海法:
なるほど。MEIDEAの墓場は何で残ってたんですかね<遅いなら

芝村:
死んでるからだろ

海法:
人間が誰もいないからという理屈ですか。

芝村:
なにもかもをセントラルが飲み込んだら、その世界は圧倒的な死の世界になる
セントラル自身を構成する世界が死の世界ばかりというわけだね

海法:
ほうほう。ではMEIDEAの墓場は、既にしてセントラルの一部と。

芝村:
いや。逆だ
セントラルがエレルを再び作るなにかだとすると、セントラルはなんらかの選択をしているはずだ。

海法:
あぁなるほど。セントラルが死の世界でないとするなら、セントラルは、何もかもをも飲み込むわけではない、と。

芝村:
ええ。
世界の選択をやってる悪魔が居る可能性が高いね。
マックスウェルの悪魔になぞらえて、るぐうぇーるの悪魔が

海法:
例えば、無人の世界は取り込まない、というような。

芝村:
うん

海法:
了解です。わかりました。

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