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zoom RSS 【文族の春向けSS】晴れ、ときどき“フルアーマー”。/ 帽子猫

<<   作成日時 : 2008/01/28 22:17   >>

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はじめに:とある日、避け藩国で目撃者が次々と倒れる怪事件が起きた、表にでることはないだろうその真実の記録である。


それはよく晴れた日のことであり、適度に暖かく、絶好のお散歩日和であった。
そんな中、蒼のあおひとこと、あおひとさんは政庁で新しいアイドレス・マッドサイエンティストの試着テストをしていた。

「何か違和感はありますか〜?」

「特にはないです、でもなんか色々やりたくなりますね」

笑顔で答えるあおひとさん、ちなみにもう一人は政庁の役人であり、もしものときのデバッカーである。

「そういえば、美人秘書を同意上の指定すればその人を秘書に出来ますけど、誰か指定はありますか?」

「ただたかさんで!」

「わかりました、サイボーグですけど・・・どうします?」

「心意気だけで!」

返事までの時間わずか0.2秒、神速です。

「・・・・では秘書のアイドレスと服を渡しますので、今日は一日マッドサイエンティストを着て何かあったら連絡ください」

この、何気ない一言が命取りであった、この一言で避け藩国を未曾有の事件に引き起こすことになるのをこの役人は知らない。

・・・・

場面を変わって、王城の隣、高位森国人の住処である避け森キング
現在、あおひとさんと蒼の忠孝はココの広めの部屋に住んでいる。

「ああ・・・ただたかさんの秘書服・・・・」

どうやら蒼の忠孝さんは着替え中のご様子、着替えにガーターをこっそり忍ばせているのはさすがガータークイーンというべきであろうか。

「終わりましたよ」

ギィという音とともに現れたのは、鍛えられた筋肉で圧迫されている黒のスーツで身を包み、超ミニなスカートにちらりと見える黒のガーター、そして鍛えすぎて鬼が泣いているように見える背中、かおに薄く化粧を施したその人は善行忠孝である。
持ち前の変態性で何の疑問もなく、一般人が見たら気絶するような組み合わせを着こなしていた。

「はぅ!・・・ただたかさん・・・秘書服も着こなすなんてばっちりです!」

こっちもこっちですごかった、あまりのかわいさ(あおひとさん的な意味で)にくらっとしている。
忠孝さんのほうもなんか照れている、いつでも春満開状態な二人であった。

・・・

そんな感じな二人は、しばらく部屋でお茶を飲んでいたのだが・・

「むぅぅ・・・・何かやりたくてしょうがないです・・・そうだ!お散歩に行きましょう!」

というあおひとさんの提案により近所の公園に行くことになったのであった。
これが悲劇の始まりである。


当然としてあおひとさんと蒼の忠孝は一緒に手をつないで歩いている。
二人は春満開なので気がついていないが、この光景(と言うか、善行忠孝・フルアーマー)を見た人物は片っ端からぶっ倒れている。
避け藩国民であるからには、こういう事態も避ける輩が出ているはずなのだが、難易度はEXとかルナティックとか地獄とか裏二週目とか死にたまえとか近接支援用・最終鬼畜妹・Sとかののレベルではなく、究極の必見即死レベルであるため避けれた人物は高位森国人でもほんの一握り、嫌な予感がして避けたというような未来予知レベルの避けだったという。

「今日はいいお天気ですから絶好のお散歩日和です」

だが、そんなのかんけいねぇ!と気がつかないあおひとさん、フルアーマー善行は一応気がついてはいる・・・だがあおひとさんが幸せそうなのであえて無視をしている。
だが公園についたころ、その無視も出来ないレベルになってしまった。
公園にいた人物が突然(現れたFA善行を見て)ぶっ倒れたのである。
ばたばたと倒れる老若男女、この状態で善行は的確な判断をした。

「毒か細菌兵器かもしれません、逃げましょう」

兵器はあんただといううめき声が聞こえた気がしたが、FA善行はあおひとさんをお姫様抱っこして森に撤退、できるだけ高所に向かっていた。



場所を変えてよけ山の中腹、今日は珍しく霧が少なく山頂は見えなくても山下の方は見えた。

「ただたかさん・・・いきなりこんな場所につれてくるなんて・・・」

あおひとさんは別方向に勘違いしている!

「いえ、そうではなくて何らかの毒かBC兵器がばら撒かれた危険性があります、ここは危険だ一時的にでも別の藩国に移動しましょう」

「だめです」

もはや反射の域である。

「だって私もただたかさんも平気じゃありませんか?何ででしょう?」

たしかに平気だろう、もはや一種のACEの域(片方は確実にACEだが)にまで上がっているのかもしれない。


「たしかに・・・となると何の目的で?」

がんばれ元隊長、君の頭脳にすべてがかかっている。

「考えてるただたかさんも素敵・・・なんか探偵みたいです」

こちらは春満開の様子、このままでは覚醒でもしてくれない限りあまり期待は持てない。

「貴方の為になら僕は探偵にだって道化にだってなって見せますよ」

さりげにくさいせりふを言う・・・

「じゃぁ、二人でこの事件の捜査をしましょう!ただたかさんが探偵でー、私が助手!」

気分はホームズとワトソンであるが、ホームズは結婚した友人の家に飲んだくれて現れ、結婚は墓場だと諭し、散々に愚痴と恨み言を言っていたという経歴がある。
ホームズも、探すとかなりのアラを見つけられる、このFA善行にはぴったりじゃないか!(マテ

                 ・・
「ふふ・・・では行くとしましょうか助手さん」

        ・・・
「わかりました、名探偵さん」


後日、この事件はTSK事件と名づけられ、晴れて迷宮入りしていた。
犯行目的・犯行理由・犯行に使用した物質すべて不明、目撃者は前後の記憶を失っており「突然衝撃が来たので・・」と答えるばかりでTSKと略されちょっとだけ流行った。
なお、避け藩国が誇る電子頭脳【ぜのすけ】に聞くと

「これに気がつける人物は二つの資質を持っている、それに気がつけるものは少ない」

とだけ答えられるという。



おまけ

御題:マッドサイエンティストの美人秘書になったただたかさん(あおひとさんより)

用語
FA善行(ふるあーまーぜんぎょう):お化粧して、女性用スーツを着て、ガーターがちらちら見えて、なおかつ鬼が泣いているような背中の筋肉がある美人秘書こと善行忠孝さん

配役:
あおひとさん:マッドサイエンティストでラブラブ
ただたかさん:失神兵器・FA善行(ぇ
探偵:忠孝さん
助手:あおひとさん


書いたの:帽子猫

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