海法よけ藩国/電網適応アイドレス

アクセスカウンタ

zoom RSS 今日の涼華センセ070228【ナンバープレート申請物語】

<<   作成日時 : 2007/02/28 18:34   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 4

涼華は、一匹のタイガー(と言っても見た目はダチョウみたいなもんだと思ってください)を連れて帰った。

前の飼い主に可愛がられてなかった証拠に、あちらこちらに傷がある。
名を『シンタロー』と言う。
別に涼華が名付けたわけではない。

そのシンタロー。前の飼い主のせいで、酷い人間不信、というかもう人間恐怖症だった。


助は隠していたが、いきなりこんなでっかい生き物を連れて帰れば、怖いに決まっている。

しかし、医者という職業柄、家にいる時間が少ないので、シンタローの世話を助に頼むしかなかった。

「ご飯だけでも、お願いにゃ」

と助に頼んだ。

シンタローを引き取ってすぐ、涼華は職場である国立病院の獣医科でタイガー用の傷薬をもらっていた。
深夜、助は慣れない大型動物の飼育に。シンタローは常に神経を張っているせいで、一人と一匹はそれぞれの場所で熟睡していた。
涼華は、そんな深夜にシンタローの小屋に来ては、薬を塗っていた。



シンタローを飼い始めて三日目。
帰宅した涼華を、助は泣きながら出迎え、シンタローのことを訴えた。
怯える自分にいっぱいで、シンタローのことに気付いてやれなくて、泣いていたのだ。



さらに数日が経つと、助はもうシンタローを怖がらなくなり、シンタローも助に懐いた。

そんなある日。
涼華は大事な『涼華的携帯参加見解』なるデータを家に忘れ、職場でパニックを起こしていた。
それに気付いた助は、なんとシンタローに乗り、街を爆走。
データを無事、送信できたが、助はタイガーライドのライダーである黒崎から怒られた。


(みゅ。これは紺碧さまあたりに聞いてみるかにゃあ)
そこで涼華は、タイガーの乗用が可能か、聞いてみることにした。


帰宅前。政庁内の”避け雑談ルーム”に寄ると、ちょうど青にして紺碧とよっきーがいた。

「こんばんわー。紺碧さま、ちょうどいいところに。聞きたいことがあるのにゃ!」
「はい、なんでしょう?俺に解ることならなんなりと」
「あにょね。タイガーで街の中を走ってもいいにょ?」
「はい?」
「助がこの間、シンタローちゃんに乗って爆走したにゃ。それで、この先、お買い物にゃんかにシンタローちゃんと行っていいにょかな?って」
「シンタローって、この間、黒崎さんが対戦したタイガー?」

話の流れを即座に掴んだよっきー。
片手に『違法を避けるための六法全書』なるものを取り出して、開きだした。
紺碧は少し首を傾げながら言った。

「うち、交通法ってないんですよ」
「ナンバープレートを首から下げればOKじゃね?」

よっきーが、避け六法を開いて導き出した答えはそれだった。

「ぜのすけにきいてみたんですが「おまわりさんがいません」という回答が。おまわりさんに一番近いのは、俺達吏族でしょうけれど」
「はにゃー」
「ちょっとお待ちください。陛下に確認とってきますね」

そう言って雑談ルームを出ていった紺碧は、5分もせず戻ってきた。

「陛下からも許可がおりました。ナンバープレートを申請したら、タイガーの乗用可能です」
「にゃ!さっそく明日、申請に行ってきますのにゃ…って窓口どこにゃ?」
「あぁ、たぶん。いしころりんさんが立ってるとこでいいんじゃないかな?」

はにゃ?と首を傾げる涼華にすかさず答えるよっきー。
紺碧は最後に言った。

「シンタローちゃんから離れるときは、ちゃんとつないでおいてください。それくらいかな。注意事項は」


 /※/


翌日、涼華はさっそく政庁にある、乗用タイガーナンバープレート申請窓口へ向かった。

そこに最近、吏族の一員となった、いしころりんと言う青年が立っていた。


(新米吏族、いしころりんさん 画:しるどら)

「涼華さんですね。紺碧さんからお伺いしています。乗用タイガーの受け付けですよね?」
「そうにゃ。えっと…どうすればいいのかにゃ?」
「こちらに必要事項を書いてください」

渡された書類にその場で、書く。

 ***************

【乗用タイガー/ナンバープレート申請書】

タイガー飼い主:涼華

タイガーに乗る人(飼い主本人が乗る場合も明記):涼華/助

タイガー名:シンタロー

ナンバー:C−04 04−18

 ***************

涼華が書類を、前屈みで書いていると、小柄ないしころりんの目線の先に、胸があり、軽く慌てるいしころりん。

「これでいいのかにゃ?」
「は、はいっ!今、ナンバープレートを作成してきますので、少し待っていてくださいっ!」

あわあわしているところに、声をかけられ、慌てて書類を受け取ると、いしころりんは受け付けの奥へと消えていった。

数分後、新品のタイガー用ナンバープレートを、いしころりんから受け取った涼華は満面の笑みで帰っていった。


 /※/


帰宅すると、すぐに助にナンバープレートを見せる。

「涼華お姉様!ありがとにゃ!」

そういうと、すぐにシンタローの元へと、ナンバープレートを見せに行く助。

明日には、シンタローに乗って買い物に行く、助の姿を見るかもしれない。


−終わり−

(涼華)

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
涼華先生と助さん、シンタローの交流がほのぼのとしてていいですね。

……青年。この絵は……せいねん、だよな、うん……。
いしころりんさん、倒れなきゃいいが……。
青にして紺碧
2007/02/28 18:43
よかった(涙)本当によかった(涙)二人と一匹の幸せな姿が目に浮かびますー!
ナルシル@携帯
2007/02/28 20:54
狽オるどらさん!w

これは青年というより……少年というか、ショタっ子?
るぅえん
2007/03/01 21:15
狽オるどらさん!w

これは青年というより……少年というか、ショタっ子?

一部のおネェさま方が歓びそうなw
るぅえん
2007/03/01 21:15

コメントする help

ニックネーム
本 文
今日の涼華センセ070228【ナンバープレート申請物語】 海法よけ藩国/電網適応アイドレス/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる